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Interview ご利用者様の声

ご利用者様の声

株式会社オキチク商事様

株式会社オキチク商事様 代表取締役社長 仲里信英 氏

日々の業務報告を教育の仕組みに活用
リーダー育成からの仕組みづくりで結束
生産性向上と人材の定着へ!
~離職率21.1%から10.5%へ、そして成長速度が10倍~


組織拡大にともない、次世代を担うリーダー育成が急務と考え人材教育に取り組む。 スタートに当たって不安はあったが「社員を信じる」と覚悟を決めて人材教育を導入。 継続的に取り組むことと、社員を信用すると意識しながら、見守り続けている。

─事業内容を教えてください。

【仲里信英 社長(以下仲里)】

当社は亡き父が1969年、畜産用医薬品や防疫防虫剤、ペットフードの販売を行う会社として創業しました。以来、畜産に関わる事業を行いながら、現在は、建築、畜産、フード、ライフサイエンス4つの事業を展開しています。
建築事業部は、建築資材の卸しを行う資材部と工事部があり、工事部は畜産市場に特化した畜舎の新築・増改築のほか、屋根・壁など鉄骨造などの一般建築も行っています。
畜産事業部は、畜産用医薬品や畜舎の衛生管理材の販売を主に行っています。
フード部は加工原材料の販売を、ライフサイエンス部は環境に関わる商材や、シロアリなど害虫・害獣対策用薬剤を販売しています。

─人材教育を導入したきっかけは?

【仲里】 私が社長に就任した17年前は、幼少期からお世話になっていた先輩方が中心となって会社を引っ張っており、経験と知識を生かして約10億円を売り上げていました。しかし、先輩方も60、70代にさしかかり「いつまでも支えてもらっているわけにはいかない。退職後はどうなるのか」といった不安を感じていました。
現在の売り上げは約21億円で、順調に成長しているように感じますが、17年前の10億円はスタッフ10人で作っていたのに対して、現在は23人で21億円。生産性が落ちていて、この課題を乗り切るためにも人材育成が必要だと考えたのもきっかけの一つです。
「社員数も売り上げも増えて組織が大きくなるとコントロールが効かなくなる。今のうちに次世代を背負って立つリーダーを育てておかなければ」と思い自分なりに育成していましたが、人材教育のノウハウもなかったので「言えばわかるだろう」と力で押さえつけ、社員の足りないところを補うという対処療法的な育成でした。
代表といっても事業部長的な立場で、指示を出したり指導したり、すべてに関わっていたので、これでは前に進まないと思い、外部に依頼することにしました。

─導入に当たってどのような課題がありましたか?

【仲里】 次世代に向けたリーダー育成です。ただその前に私自身も課題を抱えていました。 教育に時間を割くことに対して「忙しくて、それどころではない」「大変なことをさせられる」といったように、社員に拒否されないか考えると、正直、怖かったです。
結論から言えば取り越し苦労でした(笑)。導入した当初は、教育に時間を取られて生産性は下がったかもしれません。 ですが2年、3年と継続することで、売り上げと生産性は確実に向上しています。
「社員から文句を言われても、嫌われても、集中して徹底的に行う」と腹をくくれたのは、経営方針発表を行ったときの経験があったからです。 そのときも「私の発表なんて聞いてくれないかもしれない」と不安を感じていました。
そんな不安を払拭してくれたのが、業務提携している(株)サン・ダイコー社長の「社員を信じて任せることも必要」という助言でした。 実際、発表してみると、社員の反応は「いつも社長が言っていたことが理解できた」という前向きな意見でした。
実施前の憂鬱は、ただの危惧でしかありませんでした。一歩前に踏み出したことで、動き出したんです。
人材教育を取り組むにあたり「どうせ育てても辞めるから費用の無駄遣い」と考える経営者もいますが、そんなことはないとハッキリと言えます。
また「10人を一緒に育てても全員が育つとは限らない。その中から光っている人を見つけることが大切。そして、光りそうな人をどうケアするのかが社長の役目」という言葉に励まされて、腹をくくりました。

─外部支援を取り入れるに当たってこだわったことは?

【仲里】

教わって終わりではなく、自走化できる仕組みを創りたいと思いました。
これまで外部による人材教育を取り入れていなかったので、不安に思う社員もいたと思います。 Life is Loveさんは、そのイメージを覆してくれました。
いろいろな業種の企業さんの人材教育に取り組んできたノウハウを生かしながら、私や社員の声を聞き取り、当社の抱えている課題や実情を理解・分析した上で、一緒に仕組みを作り上げてくれました。 相談もしやすく、いろいろな質問にも丁寧に答えてくれて、その都度、問題を解決して調整しながら、私たちの現状に沿った仕組みを創り上げてくれています。
実は、社長に就任したときは借金があったので、印鑑一つ押すにも責任を感じ手が震えました。社員にそんな姿を見せることもできないので、相談できる兄貴のような右腕がほしいと常に思っていました。
そういった意味でもLife is Loveさんは、いろいろなことが相談できる“兄貴分”になってもらっています。

─導入後、どのような変化がありましたか

【仲里】

私自身は、社員との向き合い方が変わりました。
お客さまとは冷静に会話ができるのに、社員には「社長だから」と身構えてしまって、本音で向き合っていなかったのだと思います。 導入後は、私が話すよりも第三者が関わることで理解が深まることが分かり、私の意識は見守る側へと変わりました。 会社の理念「共創共成」にあるように、社員もお客さまも幸せになる組織、互いの成長を願う仕組みを創りたいと本気で願っている今では、社員と真剣に向き合っています。
社員の変化は、リーダーとしての意識が芽生え、自分たちで考え始めたことです。
これまで目の前の業務だけをこなしていた人たちが、会社をチームとして見るようになり、自分たちが理想とするリーダーとは何かを考え始めました。 「リーダーは部下を指導するための威厳がないといけない」という思い込みもあったようですが、リーダーとはこうあるべきという理想像を自ら創り上げました。 さらに日々の業務と経営がつながっていることを意識するようになり、目の前のことだけでなく、会社全体で捉えるリーダー思考が身に付きました。
もう一つの変化は、定着率が高まったことです。
導入した2年前に中途採用した社員がいるのですが、今回の仕組みを活用したおかげで、成長のスピードが速くなっています。導入する前と比較して、成長度合は10倍ほど上がっている気がします。 また、以前は離職率が高く取引業者から「オキチクさんは直ぐ辞めるから」と皮肉を言われたこともありましたが、今では10年以上の勤続者が増えて、社員の定着率が高まっています。 取り組み前に20.1%だった離職率が、現在は10.5%になり、数年安定しています。今は「何故、売り上げも社員も増えているのか。 人材募集すると、すぐに採用が決まるのは何故か」と聞かれることが多くなりました。その答えは明確です。「心強いパートナーが支援してくれる人材教育を導入したおかげ」だからです。

ここがポイント!

仲里社長とは定期的な打ち合わせで、進捗状況の報告や課題などのすり合わせを行っているが、研修は社員が中心。 社員を信じて見守るという姿勢が、従業員の「見守ってもらっている・任せられている」という自信にもつながっている。


─今回の取り組みで良かった点は?

【仲里】

進捗状況を確認しながら、段階的に進めてくれたことです。 1年目はリーダー育成を中心に行い、2年目は従業員に落とし込み、3年目に入る今年は経営という視点を取り入れていく予定です。
効果的だった取り組みがチームでのフィードバック(振り返り)です。 研修で学んだこと(インプット)を、活用する(アウトプット)する場として、日常業務の振り返りを教育に取り入れました。 行き当たりばったりの振り返りでは、単なる業務報告になってしまうので、基本となる項目(出来事・不安・気づきなど)を書き出したシートを作り、それに基づいたフィードバックを習慣化しました。
「ただの日常会話」が「業務の振り返りと成長支援」に変化し、コミュニケーションの質が高まりました。 不安や疑問を先延ばしにせずに解決できる仕組みを取り入れてくれました。 こうした仕組みに馴染みやすいのは営業職ですが、なかなか思うように進まないと感じる他部門の現場リーダーもいました。 「これではいけない」と気づいたリーダー自ら、営業部門のフィードバックに立ち会ったり、聞き取りをしたり、効果的なフィードバックのやり方を工夫するようになったのには驚きました。
2年目の社員向けの研修では、プロジェクトを取り入れました。 業務以外のことで、会社を良くするために何をしたらいいのかみんなに考えてもらい、課題解決のためのプロジェクトを立ち上げ、社員で問題を解決してもらいました。 部署を超えたメンバーで構成し、全員が発言できるように最小人数に抑えました。 プロジェクトごとに集まり、進捗状況を確認しながら検証し、見直すPDCAを回しながら進めてもらいました。 発言しない人も出てくるのではと懸念していましたが、みんなが発表する場を設けたことで、自分事として関わりを持つ自主性が育ちました。

ここがポイント!

新しいことを取り入れたのではなく、これまで行っていた業務報告を、フィードバックという成長と仕事の質を高めることに目的を絞ったため、無理なく受け入れてもらえた。 やり方を明確にし、仕組みを加えたことで、短時間でより効果的なフィードバックができるようになった。


─最後に、これから取り組みたいことを教えてください。

【仲里】

まだ道半ばです。次のステップというよりも、今のことを繰り返し、調整しながら継続していくことで、オキチクならではの人材教育の仕組みを創り上げていきたいと思います。
リーダーが育ったことで、私の手から離れた業務が増え、経営に集中できるようになりました。 経営者もリーダーも従業員も一緒に成長することで生産性も高まります。 これからも幸せを実感できる会社づくりを目指していきたいと思っています。
もちろんそのためにもLife is Loveさんには、厳しいご指摘をいただきながら、これまで同様に伴走していただければと思っています。

─今日は、どうもありがとうございました。


オキチク商事株式会社 様

https://www.okichiku.jp

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