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Interview ご利用者様の声

ご利用者様の声

8ヶ月にわたる4つの保育園の合同勉強会で、課題と改善策を共有し、現場に活かす

左から
(福)みつわ福祉会 みつわ保育園 主任保育士 山城めぐみ氏(南風原町)
(福)千草福祉会 あやめ保育園 園長 金城佑佐氏(那覇市)
(福)馬天福祉会 馬天保育園 園長 大城朝作氏(南城市)
(福)大地の子福祉会 大地の子こども園 園長 上原勇人氏(糸満市)

他園の成功事例が「休憩時間なんて取れない」という思い込みに風穴を開けた


「福祉のため、子どものため」を第一に考えて、労働環境は二の次というような働き方が多いとされている保育園。 今回は4つの保育園の合同コンサルティングというユニークな勉強会を通して、休憩時間・書類作成・残業など、同業者だからこそ共有できる悩みや課題に目を向け、他園の改善取り組みを共有し、働きやすさと働きがいのある職場づくりを目指しました。

─まずは今回の勉強会に参加しようと思った動機をお聞かせください。

【金城佑佐氏(以下金城)】

4年ほど前に、介護や病気などの理由で多数の離職が出てしまい大きなショックを受け、働き方を見直さないといけないと模索していたときに、比嘉さんから声がかかりました。 正直、外部の手を借りることや同業他園を交えての勉強会に抵抗を感じました。 ですが一歩踏み出すことで打開策が見つかればと思い、勇気を振り絞って当園のことをさらけ出してみることにしました。

【大城朝作氏(以下大城)】

現状維持では衰退するだけと思い、前進するきっかけとして参加させていただきました。 8年前、園長に就任しましたが、人とのつながりが不十分なまま引き継いだため職員の辞職が続きました。 「職員を大切にする職場こそが良い保育園」を目指してきましたが、なかなか思うように進まず悩んでいたときにLife is Loveさんに出会いました。 世代交代で職員数も減りましたが、園の方針が共有しやすい環境になっていたので、ベストのタイミングだと思い参加しました。

【山城めぐみ氏(以下山城)】

次のステップに進むために現場に管理を任せたいという園の方針から、今回は主任の私が参加させていただきました。 当園は2014年に沖縄県ワーク・ライフ・バランスの認証を取得し、働きやすい制度改革や業務内容の改善、職員間のコミュニケーションを図る取り組みを行うことで離職者は減りましたが、今回の事前アンケートで働きがいを感じていないという本音がポロポロでてきて驚きました。 目に見えていなかった課題をしっかりと把握し解決しなければいけないと思い参加しました。

【上原勇人氏(以下上原)】

私自身、民間企業に勤めていたこともあり、「休憩時間が取れない」「残業は当たり前」といった保育園の労働環境に疑問を感じていました。ワーク・ライフ・バランスで時間の有効活用に取り組んでいましたが、今回の事前アンケートで「働きがいを感じない」といった本音が出てきて、改善しなければならないと痛感しました。理事長ともに「職員を大切にしたい」という思いは同じなのですが、さまざまな制約(運営費収入、職員採用など)があるなかで、働き方改革に着手しなければと考え、参加に至りました。

─今回は合同というユニークな勉強会を行いましたが、いかがでしたか?

【山城】

ひとつのテーマに絞らず園ごとに抱えている課題について、それぞれが取り組むという方法を取ったため、お互いの違いや各園の課題を知ることができました。 皆さんとのご縁で休憩の取り方を見直し、無駄取りに取り組むこともできました。 刺激を受けることでモチベーションが上がり、他園の悩みや成功事例を聞けたことで次に進みやすくなりました。

【大城】

同業者でも環境が違うと、こうも違うのかということに驚きました。 自分たちの考えが全てと思いがちですが、交流することで視野も広がりました。 一歩先を進んでいる皆さんからアドバイスをいただけたことも合同開催のメリットです。 一緒に参加した主任たちも刺激を受けて成長できたのではと思います。

【上原】

主幹保育士と参加したことで、リーダーとしての自覚と責任が芽生える機会になりました。 後日、園内研修などで主幹保育士が、今回の研修内容を共有してくれたので、現場の保育士も理解しやすかったようです。

【金城】

休憩時間や書類作成時間の取り方など、これまでは「できるわけない」を言い訳にして前に進みませんでしたが、「他園はできている」のひと言で取り組むきっかけになりました。 2代目園長として抱える問題やプレッシャーを共有できたことも心強かったです。



自分たちだけでは思いつかない、ユニークで真似したいアイデアが続出

─今回、取り組んだこと、印象的だったことはありますか?

【金城】

休憩時間の取り方を変えました。 当園の休憩時間は1時間で、原則子どもたちがいる保育室から出ることですが、さらに時間内であれば園外へ自由に外出してもよいということにしました。 「昼の空いているときに買い物ができるので退勤後の時間にゆとりができた」と喜ばれています。 休憩を取ることで午後の集中力もずいぶんと変わりました。印象に残っているのは職員の声を貼り出したことです。 ポストイットが貼られるたびにグサグサッと胸に突き刺さりました(苦笑)。 でも正直な意見が聞けてありがたかったし、「言ってもいいんだよ」という雰囲気を作れたことは大きな成果でした。

【大城】

趣味など身近なテーマに対して職員が思い思いの意見を貼り出す「Happinessボード」を設置しました。 職員が楽しみながらお互いを理解する上で役立っています。 スタート当初、園長の思いがあまり浸透していなかったのですが、3カ月後くらいから少しずつ伝わっているのを感じ理解者も増えました。 これまでは自分の意見を主張できず受動的だった職員たちから、「自分たちでクラス決めをしたい」と積極的な声も上がるようになりました。 バラバラだった管理者と職員がまとまりはじめ、やっとスタートが切れたと感じています。

【山城】

当園では「むすまい商店」と「ポジションチェンジ」の取り組みが大きいですね。 休憩時間をより楽しく過ごせるようにと、職員の提案で駄菓子屋のような、むすまい商店を園内研修で取り組みました。 ポジションチェンジでは主任とミドルリーダーを一時的に入れ替えたのですが、お互いの業務を体験することで他者の立場や役割の理解度が深まりスムーズな協力関係ができました。

【上原】

休憩時間と書類作成時間を意識的に取ったことです。 これまでなかなか定着が難しかったのですが、今回は意識して取り組むことができました。 「休憩を取るなんて無理」という声もあったので最初は15分からスタートしましたが、職員同士が協力し合い考えながら取り組んでもらった結果、今では30分〜1時間取れることも実証できました。

─ほかの保育園から学んだこと、取り入れたいことはありますか?

【金城】

ポジションチェンジを取り入れたいですね。 現在、フロアごとにクラスが固定されているので、たとえば0歳児と4歳児クラスの職員を入れ替えて視野を広げてもらいたいと思います。 また法人内の姉妹園とジョブチェンジもできたらと思っています。もうひとつ取り入れたいのが「昼ミーティング」です。 現在は朝礼ミーティングだけで主任に業務が集中してしまうため、短い昼ミーティングで情報を共有し仕事の分散化ができたらと思っています。

【大城】

他園さんでは取れている休憩時間を、当園でもしっかりと取れるようにしたいと思います。 今後はさらに休憩が取りたくなるようなしかけとして、むすまい商店も取り入れてみたいと思っています。

【山城】

当園は皆さんのパクリまくりです(笑い)。 お昼の10分間ミーティングや休憩室の確保などを実践しています。 道具置場だったロフト部分を解体して休憩室に変えました。 私個人としてはこの勉強会をきっかけに時差出勤に取り組むために現場に復帰することになりました。 久しぶりの現場にワクワクしているところです。

【上原】

Happinessボードは何気ない会話などを通して、職員間のコミュニケーションを図る素晴らしい取り組みだと思います。 遊び心満載のむすまい商店は、保育士の想像力を高めるために役立ちそうです。 あやめ保育園さんの、園内だけでなく園外でも休憩が取れるという考え方もいいですね。 「厳しいので」はという声も聞かれますが、他園さんの成功事例を紹介しながら、休憩に対する意識や取り組み方を変えていきたいと思っています。



主体的に動くリーダーが増えた今回の学びを止めずに成長していきたい

─保育園の課題である、休憩・書類作成・残業について、皆さんはどのように向き合っていますか?

【金城】

この業界の労働環境を改善するためには、職員だけでなく保護者の理解も必要です。 土曜日に登園する園児が多いと土曜日の配置人数を増やさなければいけません。 そうすると平日の週休(代休)が増え、勤務体制が厳しくなることなど具体的な事例を保護者に説明しています。 「保育士が休憩を取れず、8時間を超えて常に9時間勤務している現状とその状況を改善したい」ということを伝え、保護者へ協力を呼びかけました。 園のためというより、自分のお子さんの担任の先生のために協力をしようという雰囲気を感じました。 このことにより休憩を導入することができ、職員が心と身体にゆとりをもって、これまで以上に丁寧に保護者や園児たちに接することができるようになったようです。

【大城】

書類作成やアルバム作成は、資格を持っていない人にお願いして担任の負担を軽くしています。 残業は週2時間だけ許可し残業費を出しています。 この時間で仕事のやり方を工夫するようなり、残業に対するイメージが変わり効率も上がりました。

【山城】

日誌やお便り帳を一体化したフォーマットを作り、ICT化を図っています。 アルバムは業者に依頼し、写真もメールで送るなど簡素化しています。 ただ掃除するために残業するケースがあったので、隙間時間に掃除ができるように掃除機を購入したり、パソコン台数を増やしたり、無駄取りに力を入れています。

【上原】

毎月25日以降に書類整理時間を確保しました。 その期間は畑仕事などに動員しないように理事長にもお願いしています(笑)。 職員によっては1時間休憩に抵抗を感じているようですが、全職員が取りやすいように働きかけています。

─今回は受講して終わりではなく、それぞれの園に持ち帰り自主的に継続してもらいたいと思っています。
そのしかけとして事後アンケートを取り研修の成果や課題を見える化しましたが、いかがでしたか?

【金城】

アンケートで職員の思いを数値化したことで、職員の言葉ひとつひとつの意味がより理解できるようになりました。 休憩時間の取り方にも主体的に動く雰囲気も生まれ、さらに休憩を取るための業務改善が、書類作成時間の確保にも応用されていきました。 また、時間にゆとりができたので、パートからフルタイム勤務を希望する人が出てくるなど効果が表れています。

【大城】

正直、もっと大きな変化が数字に表れるかなと思いました。 ただ事後アンケートを取ったことで、パートや非常勤の人にまだ浸透していないことが分かり、次の課題が見えました。

【山城】

アンケートはほぼ高評価でしたが、一部に低い人がいました。 SOSを発信している人が分かったので、定期的にアンケートを実施する必要性を感じました。

【上原】

アンケートによって本音を聞くことができました。ひとつのクラスだけ評価が低かったのですが、人間関係に悩み満足につながっていないのが原因だと考えられます。

─最後に今後の取り組みを教えてください。

【金城】

コミュニケーション能力を高めていきたいと思います。 そして必要な時にいつでも異動ができるように姉妹園と連携し、法人全体で成長していきたいと思っています。

【大城】

ついついマイナス面に目がいきがちですが、お互いがカバーしあえる環境、働きやすい職場、仲の良い職員づくりにチャレンジしていきたいと思います。 新たに入ってくる職員にも良い影響を与えられるように、今いる人材を大切に育てていきたいですね。

【山城】

「みつわ保育園に関わる全ての人を幸せにします」の理念を実現したいと思います。 職員、園児、保護者、業者さんが、ひとつになれるように情報を発信して共に成長できるようにしていきたいですね。

【上原】

経営に参画できる職員を増やしたいです。この5、6年で職員の中から経営者意識をもった幹部を育て、法人が永続的に安定して運営できるように、組織の強化を図っていきます。

─今日は、どうもありがとうございました。

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